移住前に知っておきたい!オーストラリアの医療・保険事情【20年在住者が解説】

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こんにちは。オーストラリア(Australia オーストラリア)在住歴20年以上、子育てをしながら仕事をしている筆者です。これからオーストラリアへ移住を検討している方にとって、現地の医療制度や保険事情はとても気になるポイントではないでしょうか?

私自身も移住当初は、英語での診察にドキドキし、保険の仕組みも複雑で戸惑ったことをよく覚えています。この記事では、そんな体験を踏まえて、オーストラリアの医療制度の基本から、公的・民間保険の違い、現地での医療費の実際、そしておすすめの海外旅行保険や民間保険まで、やさしく丁寧に解説します。


オーストラリアの医療制度の特徴とは?

オーストラリアの医療制度は「メディケア(Medicare メディケア)」と呼ばれる公的医療保険を中心に構成されています。

メディケアとは?

  • オーストラリア国民と永住者が利用できる公的医療制度
  • 一般診察(GP)や専門医への紹介、病院での治療などが対象
  • 医療費の一部または全額を政府が負担

永住権を持っている人、または一部の長期滞在者(特定のビザ保持者)も対象です。一方、学生ビザやワーキングホリデーの場合は別の保険が必要になります。


GP(一般開業医)制度と紹介状の仕組み

オーストラリアの医療では、まず「GP(General Practitioner:一般開業医)」にかかるのが基本です。

  • GPは地域のクリニックにいて、風邪から健康診断、軽度のけがまで診察
  • 専門医にかかるには、GPの紹介状(Referral)が必要

🔍 私の子どもたちも、風邪や学校でのけがのときはまず地元のGPに診てもらい、必要に応じて**ウェストミード(Westmead ウェストミード)**などの大きな病院を紹介されました。

👩‍⚕️ かかりつけ医(GP)を決めておくと、継続的なサポートを受けられて安心です。


メディケアでカバーされるもの・されないもの

カバーされる医療例:

  • GP診察料(全額または一部負担)
  • 公立病院での入院・治療費
  • 一部の血液検査やX線検査

カバーされない医療例:

  • 歯科治療(一般的に対象外)
  • 眼鏡やコンタクト、レーシック
  • 整体・カイロプラクティックなどの補完医療
  • 救急車利用(州により異なる)

📌 こうした項目をカバーするには、**民間医療保険(Private Health Insurance)**への加入が必要です。


民間医療保険の仕組みとおすすめ会社

オーストラリアでは、民間保険と公的保険(メディケア)を併用する人が多いです。特に次のような人には加入が推奨されます:

  • 歯科・眼科の治療を希望する方
  • 私立病院で早めに治療を受けたい方
  • 出産や不妊治療などで選択肢を増やしたい方

代表的な民間保険会社:

  • Bupa(ブーパ)
  • Medibank(メディバンク)
  • NIB(エヌアイビー)

💡 各社ともオンラインで見積もりができ、日本語サポートを提供している保険もあります。

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ワーキングホリデー・学生ビザ滞在者はOSHCに加入必須

短期滞在者や留学生は、**海外留学生健康保険(OSHC:Overseas Student Health Cover)**への加入が義務付けられています。

OSHCはメディケアと似た役割を果たしますが、民間保険会社が提供しています。

👩‍🎓 おすすめのOSHCプロバイダー:

  • Allianz Care Australia(アリアンツ・ケア)
  • Bupa OSHC(ブーパ)
  • NIB OSHC(エヌアイビー)

語学学校や大学の提携先を通して申し込むと割引もあるので要チェックです!


医療費の一例と診察時の注意点

実際に病院へ行った場合の費用の目安をご紹介します(2025年現在):

診療内容費用(保険なしの場合)
GP診察約$70〜$100(約7,000〜10,000円)
歯科治療(虫歯)約$150〜$300(1万円以上)
救急車利用約$400〜$1,000(州により異なる)

※保険に加入していれば一部〜全額カバーされることもあります。

🔸 持ち物チェックリスト:

  • メディケアカード(またはOSHCカード)
  • 健康保険証のコピー(任意保険加入者)
  • 英語の医療用語に自信がない場合は、事前にメモしておくと安心です。

日本から持って行くと便利なもの

オーストラリアでも多くの薬が手に入りますが、日本の市販薬の方が使い慣れていて安心感がありますよね。

👝 持参をおすすめするアイテム:

  • 解熱剤(例:タイレノール)
  • 胃腸薬(正露丸や太田胃散)
  • 子ども用風邪薬
  • 絆創膏、消毒液など

楽天市場|海外旅行・移住用救急薬セット

Amazon|医療英語ポケットブック

※薬の持ち込み制限や量については、出発前にオーストラリアの入国規制を確認しましょう。


まとめ|安心の医療体制で快適な移住生活を

オーストラリアの医療制度は、日本とは異なる部分が多く最初は戸惑うかもしれません。でも、しっかり保険に加入し、医療機関の選び方を理解すれば、安心して生活することができます。

特にお子さんがいるご家庭や長期滞在を考えている方にとって、医療の安心感はとても大切です。

この記事を参考に、渡航前の準備をしっかり整えて、オーストラリアでの健康で楽しい暮らしをスタートさせてくださいね。ご質問があれば、お気軽にコメント欄やお問い合わせフォームからどうぞ!

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