新型コロナウィルスの影響で、売り上げが落ち込んだ事業者に対し、政府が打ち出した支援制度「持続化給付金」。
資金繰りに苦しむ事業者を直ちに救済する制度だったはずが、「入金がされていない！」という怒りの声がツイッターで沢山聞かれるようになりました。
この記事では、持続化給付金の審査の流れも追いつつ、入金がされない原因を考えていこうと思います。
持続化給付金の入金はまだ？ツイッターの声
持続化給付金は、申請から約2週間程度で支給されることになっています。
5月1日に受け付けが始まったので、すぐに申請した人は既に給付金を受け取っていてもいい頃。
ところが、SNSを中心に「給付金の入金がない！」という声が数えきれないほど上がってきています。
持続化給付金振込なし
5月1日申請10000台
5月26日現在振込なし。
三井住友銀行— 惣菜開発研究会 (@tAFcOcIclIRxQMV) May 26, 2020
1日に申請したにも関わらず、3週間以上経った今でも給付金が入金されていないという人がいる現状。
持続化給付金が振り込まれてた！
5月12日申請の78万番台です。
ありがとうございました！— 宗介 (@liquan1026) May 26, 2020
一方で、1日より後に申請して既に給付金を受け取っている人もいるようです。
どうしてこのような状態になってしまっているのか、原因を追っていきます。
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持続化給付金の入金に遅れ！審査の流れは？
持続化給付金の審査の流れとしては、以下のようなものになっていると考えられます。
審査
↓
不備なし→給付
不備あり→不備通知→再申請
不備の可能性あり→再チェック
しかし、そもそもの処理能力が大幅に足りておらず、申請数に対する審査数が圧倒的に追い付いていません。
5月21日時点では、100万件以上あるとされる申請数のうち、わずか40万件ほどしか給付されていませんでした。
5月23日には、持続化給付金の対象が拡大したため、申請数はさらに増加中。
そんな中、“10万円未満切り捨てを止め、1円単位で支給する”と変更になったことや、申請書類が事業者ごとに異なること、不正な申請が多くなっていることなどの影響で、審査自体もスムーズに進まなくなっていると考えられます。
審査が進まないために、給付を始め全体的にかなりの遅れが出てしまっている、というのが現状ではないでしょうか。
中でも、不備があった場合や特例申請の場合は、さらに時間がかかっているようです。
また不満が多く噴出している、給付の順番が申請順ではないことについては、申請書類が事業者ごとに異なっており、不備の可能性ありの申請が後回しにされ、不備なしの申請から入金がされているからだと思われます。
そして何より、申請者の不安を大きくしているのが“審査状況が一切分からない”ということではないでしょうか。
コールセンターに問い合わせても、「個別の審査状況には答えられない」といった返事がされてしまうよう。
申請側はいつになるか分からない給付をただただ待つほかありません。
一刻も早く、自分の審査状況が分かるシステムに変えてほしいものですね……。
さてこの審査状況に関して、ツイッターではタメになりそうな情報も発信されていました。
マイページに表示される“【お知らせ】現在の状況と今後の流れについて”という赤枠に囲まれたメッセージ。
ネットでは「赤枠（新赤枠）」と呼ばれるこれが消えると、翌日に給付金が入金されるとのことでした。
ツイッターの反応を見てみましょう。
持続化給付金 B-1 1日 申請9万台
不備メールなし
25日18時過ぎ赤枠消去
26日14時40分入金確認しました！まだ手続きが終わらない方皆さんに素早い対応されることを切に願い応援しています。
ツイッターがこんなにも心強く感じたのは初めてです！
一緒に頑張ってくださった皆さんありがとう⭐️— ココロの灯火 (@LdD1rj9Zw1ErJN1) May 26, 2020
持続化給付金が今朝やっと入金されました( ó╻ò)
・５月１日申請
・33000番台
・法人
・一般申請
・19日に不備メール即修正
・25日夕方赤枠削除
・26日9時入金これでひとまず安心できる( ó╻ò)
ありがとうございます。給付待ちの方々にも早い入金がありますように(人*´∀｀)｡*ﾟ+
— ゆりっち (@Yuricchi_GoGo) May 26, 2020
赤枠は、申請完了後1～2週間後に現れているようなので、必ずしも審査開始の目印というわけではなさそうです。
ただ多くの人が“赤枠が消えたら給付された”と報告しているので、赤枠消滅が給付金入金の目安になりそうですね！
まとめ
持続化給付金の入金が遅れているのは、急ピッチで進められたために、人数も足りず、また変更などもあって、審査が進んでいないことが一番の原因と考えられます。
今唯一、目安となるのはマイページに表示される「赤枠」ですね。
これが消えると入金間近だと言えるでしょう。
とは言っても、悠長なことは言っていられない事態なので、審査人数を増やしたり、審査状況が分かるシステムにするなど、一刻も早い対策をしてくれることを願います。
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