子育て支援がしっかりしているオーストラリアでは補助金制度に加えて、いろんな支援をうけることができるのでシングルマザーとして暮らしやすい国といえます。
もし、あなたが、シングルマザーで生きていくという選択肢を考えているのであれば、オーストラリアでなら、やっていけます!
幸せに生きていける?
シングルになるということには、さまざまな不安があると思います。
- お金のやりくり
- 親子関係
- こどもの精神的影響
- 世間体
などなど。
私の場合は、オーストラリアにきて出会ったオーストラリア人と国際結婚をしました。二人の子供に恵まれましたが、結婚生活12年後、離婚に至りました。
日本に子供を連れて帰る、という選択肢もありましたが、わたしはオーストラリアに残ることを選びました。
その理由は、オーストラリアの住みやすい環境、子供たちの生活の地盤がすでにここでできているということに加えて、シングルマザーやシングルファザーの家庭が日本と比べると、とても多いため、シングルペアレントへの生活保護が充実していということ、などがあります。
片親の多い環境、サポート
オーストラリアでは、離婚は個人の当然の権利として受け入れられているため、両親が別居をしている親をもつ子供は大変多いのです。
そのため、うちの子供たちも、私が離婚をして片親になっても、学校ではたくさん同じ境遇の友達がいるため、疎外感はあまり感じないようです。
もちろん、多くの場合は、親同士が離ればなれになり、その間をいったりきたりしなければならないので、精神的サポートなどが必要になります。
そういった場合にも、学校ではカウンセラーがいて、いつでも相談にのってもらえたりします。
離婚をする当事者へのサポートサービスも多く、名前を名乗らずにできる電話でのカウンセリングや、担当医に相談し、カウンセラーサービスを紹介してもらうなど、精神的なサポートは、風邪をひいたら薬をもらいにいく、といった感覚でできるようになっています。
海外で暮らしていて、家族がいない場合は本当にありがたい環境です。
補助金制度(生活保護、養育費)
オーストラリアで生活保護などの補助金を受けるには、オーストラリア人であるか、またはオーストラリアの居住権(Permanent RessidenceVisa)を持っていなければなりません。
離婚をしても、居住権は失わないため、生活保護などの補助金を受け取ることができます。
生活保護
生活保護費は基本的に収入と資産によって金額がかわりますが、パートナーがいる場合と、シングルの場合でもかわります。
受給額は、シングルの場合は最高で月に13万円、カップルの場合は8万4千円(2017年現在)となっています。
養育費
子供がいる場合は、元パートナーから養育費を受け取ることは、「子供の権利」とみなされているので、当然のこととして請求をし、受け取ることができます。
養育費(Child Support Payment)は親同士が同意をして決めることもできますが、同意が難しい場合は、養育費を相手方に請求をしてくれるサービスもあり、直接のやり取りをせず、養育費を受け取ることもできるのです。
まとめ
シングルマザーになるという選択肢を選ぶことは容易なことではありません。でも、もし、その選択をしたとき、サポートは必ずあります。同じ境遇の人や、相談できる場所もあります。決して幸せをあきらめないでください。
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